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今回は『フェードカットは海外で人気|セルフカット・バリカンの使い方を解説』というテーマでお送りしていきます。
海外メンズの定番スタイルでもある「フェードカット」。
お洒落な髪型として、日本でも徐々に人気が高まっています。
ここでは、そんなフェードカットについて解説していきます。フェードカットに興味のあるメンズの方は是非、参考にしてみてください。
フェードカットとは
フェードは、英語ではfadeと書きます。
fadeには、「薄れる」「しぼむ」「ぼやける」「消失する」などといった意味があります。
その意味から連想されるように髪を徐々に短くしていき、首付近の0mmに刈り上げた部分と繋いでいくカット法を、フェードカットといいます。
ツーブロックのサイドやバックのカットにおいて使われることが多い技法ですね。
グラデーションと意味合いはよく似ていますが、この記事ではフェードカットで統一します。
「テーパー」との違い
海外のフェードによく似たヘアスタイルに「テーパー(taper)」というものがあります。
taperという単語には「先細る」などという意味があるので、fadeとほとんど意味は同じですね。
テーパーとフェードは混同されがちなのですが、微妙に意味合いは異なっています。
というのも、
- テーパー・・・徐々に短くしていくが、0mmに刈り上げることはしない
- フェード・・・徐々に短くしていき、最終的には0mmの部分と繋ぐ
要は、グラデーションで短くしていった先が0mmかどうかというのが違いのようです。
ビジネス等の場面だと、フォーマルなルックスが求められるのでフェードよりはテーパーを採用するのが良いとされています。
フェードカットの種類
一口にフェードカットといっても、その種類は様々です。
続いて、主なフェードカットの種類を紹介していきます。とはいってもこれらの区分の定義はあいまいなので、覚えたりする必要はないと思います。
ハイフェード(High fade)
ハイフェードは、フェード部分を小さくして刈り上げ部分を大きくしたフェードカットです。
トップ部分とサイド部分にコントラストが形成され、個性的なスタイルになります。日本人が試すとやや奇抜な感じになるかもしれません。
ロウフェード(Low fade)
ロウフェードは、文字通りハイフェードとは逆のスタイルですね。
耳周り~首のライン付近までフェードを施し、0mmの部分を少なくしたスタイルです。
トップからサイドへの流れが自然になるので、フォーマルなシーンでも使いやすいスタイルですね。
ミッドフェード(Mid fade)
ミッドフェードは、文字通り頭部の中間ぐらいまでフェードを施した髪型です。
ハイフェードとロウフェードの中間と考えて頂ければよいと思います。ハイフェードとロウフェードの間で迷ったら、このミッドフェードを採用するのも手ですね。
アンダーカットフェード(Undercut fade)
日本でいうツーブロックの事を海外では「アンダーカット」と呼びます。海外のアンダーカットにおいては、サイドやバックは均一な長さに刈り上げることが多いです。
アンダーカットフェードは、ほとんど均一ながらも、トップのつなぎ目にわずかにフェードを残すようなスタイルのことを云います。
海外のフェードカット画像集
冒頭でも述べたように、フェードカットは海外で主流となっているスタイルです。
ここからは、海外のフェードカットを取り入れたスタイルを紹介していきます。
ポンパドール×フェード
出典:https://hairstyleonpoint.com
トップの髪をポンパドールにし、サイドにフェードを入れた髪型です。
もともとは女性の髪型であるポンパドールですが、最近はこのようにツーブロックとポンパドールを組み合わせたスタイルが海外で人気となっています。
既存のツーブロックに飽きた方は是非試してみてください。
関連記事:メンズのポンパドールは大人気!カッコいい髪型画像5選紹介
アップバング×フェード
出典:https://www.menshairstylesnow.com
前髪部分を立ち上げて立体的に仕上げ、サイドにフェードカットを入れたヘアスタイルです。
トップの髪は前髪に比べるとボリュームを抑えて短くカットしているようです。
関連記事:メンズのアップバングの画像や作り方紹介!【髪型画像・動画で解説】
短髪パーマ×フェード
出典:https://www.menshairstyletrends.com
サイドにはフェードを施し、トップの髪にパーマのような動きを施してお洒落な仕上がりになっています。
ピンパーマ系のパーマであれば、5cmほどの長さがあればかけることもできるので、ベリーショートにお洒落を加えてみたい方は是非試してみてください。
関連記事:ピンパーマの髪型画像紹介!巻き方やセット法、かかる時間は?
ワイルド×フェード
出典:https://www.menshairstylesnow.com
長く残したトップの髪をワイルドに仕上げたスタイルです。
トップは無造作にカールを出し、毛束感を出してややスパイキーな感じになっています。
サイドのフェードも綺麗な仕上がりになっていますね。
シーザーカット×フェード
出典:https://menhairstylesworld.com
いわゆるシーザーカットのようなヘアスタイルですね。
サイドは刈り上げてフェードを入れ、前髪はダウンバングにしています。シーザーカットの名前のもととなった、カエサル像にも似た髪型です。
前髪に重心を置いており、頭頂部のほうは前髪に比べると髪の長さは短めになっているようです。
関連記事:メンズのシーザーカットはどんな髪型?【髪型画像・動画で解説】
スパイキーヘア×フェード
出典:https://www.menshairstylesnow.com
トップの髪をスパイキーな仕上がりにしたフェードカットの髪型です。
自然な仕上がりのフェードもカッコいいですね。
マンバン×フェード
出典:https://www.pinterest.co.uk
トップの髪を結んでマンバンにしたヘアスタイルです。
このようにトップの髪を束ねて後ろ側で団子状に結ぶようなスタイルをマンバンと呼んでおり、メンズのお洒落スタイルとして人気があります。
サッカー選手のズラタン・イブラヒモビッチ選手をはじめ海外の有名人が多く採用しているマンバンですが、日本でも徐々に人気が高まっています。
個性を出したい方は是非このようなスタイルにもチャレンジしてみてください。
ポイントカラー×フェード
出典:https://www.betrendsetter.com
トップの髪の一部にポイントカラーとして白を入れた奇抜なスタイルです。
サイドとトップのつなぎ目にはフェードを入れ、その下にはラインを入れるなどかなり個性的なスタイルになっています。
このような感じで、ラインを間に施したフェードカットも海外では多く見られるスタイルです。
センターパート×フェード
出典:https://www.betrendsetter.com
トップの髪をセンターで分けて両側へ流したスタイルです。
トップの髪はストレートに近い感じで、センターパートにありがちなパーマ等もかけていないようです。
トップの髪にかくれていますが、サイドにはフェードも施されています。
関連記事:メンズのセンターパート特集!髪型画像やセット法、似合う人は?
フェードカットのやり方
では、実際に自分の髪をフェードカットにしたい場合、どうすれば良いのでしょうか?
一番無難なのは、当たり触りの無い答えになってしまいますが美容院でお願いすることですね。
というのも、セルフカットによってフェードカットを施すのは慣れないうちは難しいです。なので、失敗したくない場合は美容院などでお願いしましょう。
美容院でオーダーする際には、できれば自分がしたいヘアスタイルの写真を見つけて持っていくと良いでしょう。
とはいっても、どうしても自分でやりたいという方もいるかもしれませんね。
セルフカットによってフェードカットを作るには、まずは長さの調節が利くバリカンを用意します。
一般的なバリカンで良いですが、できればアタッチメントが豊富で様々な長さにカットできるバリカンを用意するとのがお勧めです。
以下画像のような感じで、何段かに分けてバリカンでカットしてください。
上へ行くにつれて、少しずつ長くなるようバリカンでカットしていきます。
1段ごとに何ミリ長くするかはお好みですが、だいたい3mmぐらいずつ長くするパターンが多いようです。
何ミリから始めるか、どこからどこまでフェードを入れるか、などに関してはお好みで決めてくださいね。
これでおおもととなるカットは完成ですが、このまま放置するとカクカクした感じになってしまいますね。
そのため、段差をつけた箇所の境目あたりに再度バリカンを入れていき、自然なフェードになるようカットしていきます。
この「ぼかす」作業が肝要です。これをマスターすれば、あなたも自分自身で綺麗なフェードカットが作れるようになること間違いありません!
最後のまとめ
今回は『フェードカットは海外で人気|セルフカット・バリカンの使い方を解説』というテーマでお送りしてきました。
ツーブロックにフェードカットを施すことにより、より一層お洒落なヘアスタイルを作ることも可能です。
また、フェードカットを施すことで自然な仕上がりになるので、ウケも間違いなく良くなると思います。
あなたも是非、フェードカットにチャレンジしてみてください。
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